抱き枕カバーの作り方を紹介! デザインのコツや製作業者へ依頼するコツも
抱き枕カバーはどのように作ればいいのか、オーダーで失敗しないためには何に注意すればいいのかなど、抱き枕カバーの作り方で悩んでいる方は多いでしょう。
オリジナルでオーダーする場合、製作費用がかかるので失敗はできません。デザインを間違えてしまうと失敗するケースもあるため、十分に注意することが大切です。
そこで、本記事では、抱き枕カバーの作り方やデザインのコツなどを解説します。
この記事を読むことで、抱き枕カバーを自分で作る場合と製作業者へ依頼する場合のポイントが分かります。
気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.抱き枕カバーを自分で作る場合
まずは、抱き枕カバーを自分で作る場合の方法やポイントを解説します。
1-1.必要なものを準備しよう
抱き枕カバーを自分で作る前に、まずは必要なものを準備しなければなりません。抱き枕カバーの自作で必要なものは以下のとおりです。
- 無地の抱き枕カバー
- インクジェットプリンター用のアイロンプリント用紙
- 無地のロングピロー
無地の抱き枕カバーは、ホームセンターや布・生地などを販売している手芸洋品店などで購入できます。使用する抱き枕のサイズに合わせて、カバーも用意するといいでしょう。また、自分で作る場合はパソコンと印刷機器が必要になります。できるだけ、キレイな発色になるように、インクジェットプリンター用のアイロンプリントを用意してください。そして、綿製のロングピロー(抱き枕)も必要です。
1-2.抱き枕カバーのデザインを作る
必要なものが準備できたら、いよいよ作業が始まります。まずは、抱き枕カバーのデザインを作らなければなりません。基本的に、自分で作る際はデザインをプリントすることになるため、パソコンでイラストレーターなどを使ってデザインを作成してください。そして、作成したデザインをプリントする際は、アイロンプリント用紙とサイズを合わせることが大切なポイントです。アイロンプリント用紙はA4サイズになっているため、作成したデザインをいくつかA4サイズに分割してプリントアウトします。
1-3.画像を分割する際は左右反転にする
前述したように、作成した抱き枕カバーの画像をプリントアウトする際は、いくつかA4サイズに分割することになりますが、ここで押さえておきたい注意点があります。それは、画像を分割する前に、左右反転に設定することです。左右反転にしておかなければ、プリントアウトするときに画像が左右逆になってしまいます。ここは要チェックポイントですので、印刷前にしっかりと確認しておきましょう。
1-4.印刷した用紙を1つにまとめる
分割して印刷した用紙を、今度は1つにまとめます。それぞれの用紙をすき間ができないように、裏からセロハンテープなどでとめてください。1枚の大きなアイロンプリント用紙にするようなイメージです。用紙を1つにまとめる際、少しだけ重ねてすき間を隠そうとするのはNG行為となります。アイロンプリント用紙はお互いにくっつかない素材になっているため、重ねてしまうとそこから剝がれてしまうのです。用紙を重ねないようにセロハンテープでしっかりととめてください。
1-5.アイロンで抱き枕カバーに圧着する
アイロンプリント用紙を1つにまとめたら、最後にアイロンを使って抱き枕カバーに圧着させます。そして、出来上がった抱き枕カバーを無地のロングピローにかぶせたら抱き枕の完成です。アイロンの熱でインクが抱き枕カバーに写るので、しっかりと丁寧に圧着させましょう。
2.抱き枕カバーを製作業者に依頼する場合
それでは、抱き枕カバーを制作業者に依頼する方法とポイントを解説します。
2-1.オリジナル製作を受け付けている業者へ依頼する
一般的に、抱き枕カバーを製作業者へ依頼する際は、オリジナル製作を受け付けている業者へ発注することになります。抱き枕カバーやトートバッグ・ポーチなど、さまざまな商品のオリジナル製作を行っている業者があるので、ぜひチェックしてみてください。なお、それぞれの製作業者によって得意分野があります。この製作業者はどのような商品のオリジナル製作を得意としているのかなど、ホームページで確認しましょう。
2-2.サイズ・材質・染色方法は要確認!
製作業者によって、抱き枕カバーのサイズ・材質・染色方法が異なるので、発注前に必ずチェックしておかなければなりません。目安として、主なサイズ・材質・染色方法を以下にピックアップしてみました。
- サイズ:150cm×50cm
- 材質:ブロード・オックス
- 染色方法:フルカラー染色
サイズはあくまで目安となるため、製作業者によってはサイズ変更が可能です。そして、材質としてはブロードとオックスの2種類があります。どちらも綿100%ですが、ブロードはきめ細かく手触りがいい素材、オックスはボリューム感のあるしっかりとした素材です。また、フルカラー染色は写真画像でも印刷がキレイにできます。
2-3.イラストレーターなどでデータを作る
自作の場合と同じように、製作業者へ依頼する場合もイラストレーターなどのソフトを使ってデザインを作ります。製作業者によってはソフトが指定されている場合もあるので、事前にチェックしておきましょう。なお、デザインの原稿データは、メールで送る方法が一般的です。容量が大きくメールで送れない場合は、CD-Rなどのメディアに保存して郵送します。どのようなデザインにすべきか悩んでいる方は、製作業者に相談するといいでしょう。実績のある製作業者はデザイン相談を受け付けているので、何かいいアイデアが生まれる可能性もあります。
2-4.製作業者選びのポイントをチェック!
どの製作業者に依頼すべきか、悩んでいる方は以下のポイントを参考にしてみてください。
- オリジナル商品の製作実績があるか
- 製作事例がホームページ等に記載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- どのような質問にも分かりやすく説明してくれるか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- デザイン相談が可能か
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較してみてください。比較することで、どの製作業者が実績があるか、信用できるか分かりやすくなるでしょう。悪徳業者を見極めるためにも、複数の業者を比較するのがおすすめです。
3.オリジナル製作ならスズキネへ
ここでは、オリジナル商品の製作を行っているスズキネについて紹介します。
3-1.創業100年の布製品の製造・販売老舗
スズキネは、布製品の製造・販売を行っている創業100年の老舗です。これまでさまざまな商品のオリジナル製作を行ってきたからこそ、より品質の高い製品を作ることができます。高い技術を誇っているのはもちろんのこと、仕入れ・製作・加工・デリバリー等の各専門分野において、全国に協力会社のネットワークがあるのも大きな特徴です。そのため、すべての製品を国内で生産し、高品質・短納期が実現できています。
3-2.小ロットから大ロットまで対応可能
製作業者の中には、100枚~の発注だけ受け付けているところがあります。「数枚だけでいいのに……」と思っている方にも安心していただけるように、スズキネでは小ロットからの発注が可能です。抱き枕カバーのオリジナル製作においては、10枚からの注文を受け付けています。抱き枕カバーの全面が印刷スペースになっているため、フルカラープリントも対応可能です。オリジナリティーやデザイン性を高めたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。
3-3.綿100%ならではの吸汗性
スズキネがオリジナル製作している抱き枕カバーは、綿100%の素材です。抱き枕カバーを毎日愛用していると汗やホコリで汚れてきてしまいます。一般的な化繊系素材は汗でベタベタとなりやすいところがありますが、綿100%の抱き枕カバーはベタベタ感がありません。また、汚れたら洗濯機で丸洗いも可能です。お手入れがしやすい素材だからこそ、長く愛用し続けることができるでしょう。
3-4.大まかな製作の流れ
発注からどのような流れで完成に至るのか、気になっている方は多いでしょう。スズキネの場合は、以下のような流れでオリジナル商品を製作しております。
- ホームページの無料見積もりフォームから問い合わせをする
- 希望の製品に関する仕様・用途・数量・納期などを伝える
- 打ち合わせで決定した内容で見積書が提示され、確認する
- 見積もり内容に納得できたら、電話・メール・FAXで正式に製作を依頼する
- イラストレーターで作成したデザインを送る
- デザインの最終確認後に製作開始→納品
無料見積もりや無料相談も受け付けているので、抱き枕カバーの製作を検討している方はぜひお問い合わせください。
4.抱き枕カバーの作り方に関してよくある質問
抱き枕カバーの作り方に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.オリジナル抱き枕カバーの用途は?
A.主に、同人グッズやプレゼントとして製作する方が多いようです。自分で作ったオリジナルのキャラクターや作品があれば、それをモチーフにして抱き枕カバーを製作するといいでしょう。また、ペットの写真をそのまま抱き枕カバーに印刷したり、記念日にプレゼントとして贈ったりすることも可能です。卒業式の記念として抱き枕カバーを贈るというケースもありますよ。
Q.自分で製作する際の注意点は?
A.同人グッズとして抱き枕カバーを製作する場合は、著作権に注意が必要です。基本的には、ほかの人が製作したキャラクターやデザインをグッズ化することはできません。そのことを知らずにグッズ化してしまうと、著作権の侵害とみなされてしまう恐れがあります。たとえば、人気アニメのキャラクターを抱き枕カバーにして販売するなどです。ファン活動の一環として同人グッズを楽しむことはできますが、それもグレーゾーンだということを覚えておきましょう。
Q.ファスナーは付けられるのか?
A.自分で抱き枕カバーを製作する場合、ファスナーを付けることは可能です。ファスナーを縫い付ける作業は、以下の手順を参考にしてください。
- 布の縫い代部分を折り曲げる
- 布を表合わせにして、縫い代部分を2cm程度縫い合わせる
- 縫い合わせた部分を縫い代に合わせて開く
- 一度、アイロンをかけて折り目をしっかりと付ける
- ファスナーを縫い合わせた位置に合わせて置く
- ファスナーが動かないようにまち針でとめ、ミシンで縫い合わせる
自分でファスナーを付けることができない場合は、製作業者に依頼するのがおすすめです。スズキネでは、ファスナー付きの抱き枕カバーを製作しておりますので、ぜひチェックしてください。
Q.デザインを考える際のポイントは?
A.何のために抱き枕カバーを製作するのか、目的を明確にすることです。製作目的や用途がハッキリとしておけば、自然とデザインも決めやすくなります。また、製作業者のホームページ等に掲載されている製作事例をチェックしてみるのもいいでしょう。どのような抱き枕カバーが作られているのかチェックできますし、デザインの参考になるはずです。製作業者の中には、実物を見せてもらえるところもあるので尋ねてみてください。
Q.最小ロット数とは?
A.最小受注枚数のことです。たとえば、最小ロット数が100枚の場合、100枚以下の注文は受け付けてもらえません。できるだけ、発注数を抑えたい方は最小ロットの数が少ない製作業者を選びましょう。後でトラブルにならないためにも、ホームページで事前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
抱き枕カバーを作る際は、まず何のために製作するのか目的を明確にすることが大切です。製作目的や用途が明確になれば、デザインも決まりやすくなります。ただ、オリジナルで抱き枕カバーを製作する際は、著作権に注意しなければなりません。特に、同人グッズを作る場合、人気作品のキャラクターやロゴを使ってしまいがちです。著作権侵害とみなされる恐れがあるため、デザインには注意してください。デザインがなかなか思いつかない場合は、製作業者へ相談するといいでしょう。