オリジナルのカイロケースを作成する方法は？ 製作業者選びのポイントも
寒い時期に活躍するカイロケースが自分好みのデザインだと、自然と気持ちが明るくなるものです。最近では、プレゼントや贈り物としてもオリジナルのカイロケースを製作する方が増えてきました。「自分も作りたいけれど、どうすればいいのか」と、オリジナルカイロケースの製作で悩んでいる方は多いでしょう。
そこで、本記事では、カイロケースの魅力や製作方法などについて解説します。
この記事を読むことで、カイロケースをオリジナル製作する方法やポイントなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1．オリジナルカイロケースの魅力
まずは、カイロケースが役立つ場面やオリジナルならではの魅力をチェックしておきましょう。
1-1．安全面でのメリットがある
使い捨てカイロを使う場合、普段はそのまま袋から開けて使っている人が多いのではないでしょうか。そのままでももちろん使うことはできますが、カイロケースを使うことによって安全面での安心感があります。カイロケースに使い捨てカイロを入れて使うことで、直接肌に触れずに使えるからです。使い捨てカイロを使用する場合、低温やけどになってしまうケースがあります。日本カイロ工業会のホームページでも、「直接肌に触れることを避けてほしい」と提唱しているほどです。カイロカバーに入れておけば、直接肌に触れないで済むので安心して使うことができるでしょう。
1-2．使い捨てカイロの持ち時間が長くなる
寒い時期にこそカイロは大活躍するものですが、すぐに使えなくなったり冷たくなったりすることがありますよね。そんなときこそ、おすすめしたいのがカイロケースです。カイロは中に入っている鉄が空気中の酸素と反応して酸化し、発熱する仕組みとなっています。そのため、なるべく冷たい外気に触れない状態にしておいたほうが暖かさは長持ちするというわけです。つまり、カイロケースに入れておけば冷たい外気に触れることなく、持ち時間が長くなります。頻繁に使うカイロだからこそ、できるだけ長持ちさせることができれば費用の節約にもつながるでしょう。
1-3．見た目のかわいさ、癒（い）やしにつながる
使い捨てカイロのデザインは無機質で、正直味気ないデザインといえるでしょう。冬場になると毎日使うことも増えるので、せっかく持つならかわいいデザインのほうがいいに決まっています。最近のカイロケースは、人気キャラクターがデザインされたものから動物系デザインなど、かわいらしいデザインのものが豊富にそろっているので、見た目のかわいさや癒やしにつながるでしょう。特に、女性や子どもは、カイロケースが自分好みのデザインだと気分もあがります。持っていることを自慢したくなるようなカイロケースになるのは間違いありません。
1-4．オリジナリティーあふれたデザインに
オリジナリティーのあるデザインにできるのが、オリジナル製作の大きなメリットといえるでしょう。市販のカイロケースは似たものが多かったり、ほかの人とかぶったりすることもあります。自分だけのオリジナル性抜群のカイロケースを作りたい方は、オリジナル製作がおすすめです。自分のために製作するのはもちろん、オリジナルのカイロケースはプレゼントや贈り物としても最適といえるでしょう。最近では、ノベルティーやイベント限定の商品としてオリジナルカイロケースを出しているところもあります。
1-5．誰もが使うカイロだからこそノベルティーやオリジナル商品に最適
ノベルティーやオリジナル商品として、トートバッグ・ブックカバー・手ぬぐいなどさまざまなアイテムがあります。その中でも、カイロケースは寒い季節に配るアイテムとして最適です。使い捨てカイロは寒い季節に大活躍しますし、年齢・性別問わずに多くの人が使います。だからこそ、万人向けとしてオリジナルカイロケースが喜ばれるのです。寒いときに使えば、使い捨てカイロをより快適に使うことができます。ノベルティーやオリジナル商品のほか、販売促進アイテム・イベントの景品・記念品としても選ばれる人気アイテムです。
2．カイロケースを製作する際の注意点
ここでは、カイロケースを製作する際の注意点をいくつか紹介します。
2-1．何のために製作するのか目的をハッキリさせる
オリジナルのカイロケースを製作する前に、何のために作るのか目的をハッキリとさせることが大切です。オリジナルは自由にデザインを決められる点が大きな魅力ではありますが、目的をハッキリしておかないと、デザインがごちゃごちゃになってしまう恐れがあります。たとえば、子ども向け商品なのにシンプルなデザインにしたり、会社のロゴだけを入れてしまったりするなどです。子ども向けの商品であれば、かわいいキャラクターを描くなど対象年齢に合わせたデザインにしたほうがいいでしょう。このように、目的を明確にすることでデザインもイメージしやすくなります。
2-2．デザインで悩んだときは製作業者に相談する
どうしてもデザインが決まらなかったり、何も浮かんでこなかったりする場合は、製作業者に相談するのも選択肢の1つです。オリジナル製作の実績がある業者ほど、依頼者の要望を聞き入れながらより最適なデザイン案を提案してくれるでしょう。逆に、製作実績がなく、いい加減な対応しかしてくれない製作業者は、イメージとは異なるデザインにされてしまう恐れがあります。納得できる仕上がりにするためには、業者選びも大切なポイントになるのです。
2-3．製作ロット数に要注意！
オリジナルのカイロケースを製作する前にチェックしておきたいポイントが、製作ロット数です。製作ロット数とは、製作業者が決めている最低受注数となります。つまり、製作ロット数が1,000個～の場合、1,000個以下の受注は受け付けてもらえません。製作業者の中には、大ロット数の受け付けしか行っていないところもあるので注意してください。最小限のオリジナルカイロケースを製作したい方は、小ロット数から注文を受け付けている業者を選びましょう。
2-4．イメージと仕上がりの相違をなくすために
オリジナル製作でよくある失敗が、「イメージと仕上がりが違った」というケースです。せっかく多額の費用を支払ったのに、イメージと違う仕上がりになってしまうとショックですし、お金の無駄になってしまいます。イメージと仕上がりの相違で、製作業者とトラブルになることも少なくありません。そのようなトラブルを未然に防ぐためには、きちんと製作業者との打ち合わせを重ねることが大切です。すべて業者任せにしないように注意してください。疑問に思ったり不安な点があったりしたときは、すぐに業者へ確認し解消してから正式に政策を依頼しましょう。
3．オリジナルカイロケースをオーダーするには？
ここでは、オリジナルのカイロケースをオーダーする方法やポイントを解説します。
3-1．製作業者選びのポイントをチェック！
オリジナルのカイロケースを製作する場合、オリジナル製作を受け付けている専門業者へ依頼することになります。さまざまな製作業者があるため、それぞれの特徴や実績などを確認し、要望に合ったところを選ばなければなりません。どの製作業者に依頼すべきか悩んだときは、以下のポイントに注目するといいでしょう。
- オリジナル制作の実績がホームページ等に記載されているか
- 料金設定や見積書の内容がきちんと明確になっているか
- 無料相談や無料見積もりを行っているか
- 実際に依頼した人の口コミや評判がいいか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 製作した実物を見せてもらうことができるか
- デザインの相談を受け付けているか
- どのような質問にも分かりやすく説明してくれるか
上記のポイントを押さえた上で、複数の業者を比較するといいでしょう。比較することで、製作業者ごとの特徴が分かりやすくなります。なお、布製品の製造や販売を行っているスズキネでは、無料相談を受け付けているので悩んでいる方はぜひ一度お問い合わせください。
3-2．サイズと材質をチェックしよう
製作業者へオリジナルカイロケースの製作を依頼する前に、サイズと材質を必ず確認しておきましょう。製作業者によって、カイロケースのサイズや材質が異なるケースがあるからです。一般的なカイロケースのサイズは、幅11cm×高さ8cmのサイズとなりますが、場合によっては変更できる可能性もあります。スズキネの場合は、厚手マイクロファイバーと呼ばれる材質を使い、表裏別柄のフルカラー印刷が可能です。オリジナリティーやデザイン性がより高くなる材質として人気があります。
3-3．納品までの大まかな流れ
製作業者への依頼から納品までの大まかな流れは以下を参考にしてください。
- 電話またはホームページのフォームから問い合わせる
- 問い合わせの際に、製品に関する仕様・用途・数量・納期などを確認する
- 打ち合わせで決定した内容で提示された見積もりを確認する
- 見積もり内容に納得したら、イラストレーターのデータをメールで送る
- 製作業者によるイラストの確認後、最終確認をして製作→納品
詳細に関しては、製作業者に確認してください。カイロケースをオリジナルで製作する場合、製作から納品まで約25日間かかるでしょう。状況や数量によっては、もっとかかったり、早めに納品できたりするケースもあります。納品日に関しても気になる方は業者に確認をとったほうがいいでしょう。
4．カイロケースに関してよくある質問
カイロケースに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q．オリジナルカイロケースは写真も印刷できるのか？
A．フルカラー印刷を行っている製作業者なら、印刷画像でも印刷が可能です。フルカラー印刷とは、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色を使って色を表現する一般的な方法となります。データによって細かく色分解されるので、実物そっくりに印刷できるでしょう。写真だけでなくイラストの場合もフルカラー印刷での製作がおすすめです。
Q．製作費用を節約するポイントは？
A．使用する色数を減らしたり、デザインをシンプルにしたりするなど、さまざまな方法があります。デザインよりも製作費用を抑えることを優先したいのであれば、費用を抑える方向でデザインを考えるといいでしょう。また、製作業者にどうすれば費用を抑えられるのか、相談しながらいろいろと決めることも大切です。失敗しないためにも、慎重に決めてください。
Q．実際に製作した実物は見せてもらえるのか？
A．ほとんどの優良業者は、実際に製作した実物やサンプルを見せています。スズキネでも店舗に訪問すれば、サンプルや実物が確認できるので申し出てください。実際に実物を確認することで、より具体的なデザインが浮かび上がってきますし、質感や肌ざわりもチェックできるでしょう。
Q．デザインを入稿する方法は？
A．製作業者によって入稿方法は異なりますが、イラストレーターで入稿する方法がほとんどです。たとえば、スズキネの場合はAdobe Illustratorにて作成をお願いしています。写真画像等の貼り付けデータがある場合は、AdobePhotoshopの保存方式で原稿データと一緒に入稿してください。メールで送れる容量であればメールでの送付で構いませんが、容量が大きくてメールで送れない場合はCD-Rなどのメディアに保存して郵送することになります。
Q．悪徳業者の特徴は？
A．スタッフの対応が悪かったり、返信のスピードが遅かったりする傾向があります。少しでも疑問を感じたり、不安要素があったりする場合はすぐに依頼しないほうがいいでしょう。口コミや評判をチェックして、慎重にほかの製作業者と比較しながら見極めてください。
まとめ
オリジナルのカイロケースは、年齢・性別問わずに幅広い世代が使用できるアイテムです。自分用としてはもちろん、贈り物やイベント・記念品・ノベルティーとしても活用できます。オリジナルのデザインにすることでレア度があがりますし、かわいいデザインにすると気分も自然と上昇するでしょう。何のために製作するのか目的をハッキリとさせることで、自然とデザイン案も浮かんでくるはずです。デザインや製作で悩んだ際には、業者に相談するといいでしょう。
