手ぬぐいの使い道やリメイクアイデアとオリジナル製作のポイント
最近では、オシャレでかわいい手ぬぐいが増えてきています。プレゼントや記念品として贈られたり、かわいくてついつい買ってしまったり、ということもあるでしょう。このように、気づかないうちに手ぬぐいが増えていってしまって使い道に困っているという方のために、手ぬぐいの使い方やリメイクアイデアなどをご紹介します。
手ぬぐいの使い道のほかに、オリジナル手ぬぐいの製作についてもご紹介します。手ぬぐいの使い方を知りたい・オリジナル製作の手ぬぐいが気になるという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.手ぬぐいの魅力について
手ぬぐいにはさまざまな魅力があります。その一部をご紹介しましょう。
1-1.手ぬぐいの魅力
手ぬぐいには、綿素材独特の風合いや肌触りのよさと、長年使われ続けてきた伝統的な側面もあります。最近では、オリジナルプリントも手軽に依頼できるようになってきました。そのため、オリジナルの手ぬぐいが、個人でも企業でも、内祝いや粗品・販促品などとして使われることも多くなっているでしょう。
1-2.手ぬぐいの種類やサイズとは?
1-2-1.手ぬぐいのサイズ
一般的な手ぬぐいのサイズは、横約90cm×縦約35cmとなります。あまりイレギュラーなサイズのものを作るより、一般的なサイズにしておいたほうが受け取る側にも喜ばれるでしょう。
1-2-2.手ぬぐいのプリント方法
手ぬぐいの素材は綿100%です。本染めによるオリジナル手ぬぐいは、綿そのものの風合いを活かし、高級感を出すことができます。一方、プリント印刷では、細かな模様を描くことが可能です。どちらにもそれぞれの魅力があります。詳しくは「3-2.オリジナル手ぬぐいは本染め? プリント?」でご紹介します。
2.手ぬぐいの使い道とは?
次に、手ぬぐいの使い道について具体的にご紹介します。
2-1.タオルやハンカチとして
まず、手ぬぐいと聞いて思い浮かべるのは、ハンカチやタオルなどとして使う方法でしょう。手ぬぐいはそもそも「ぬぐう」ものですから、ハンカチなどに大変適しています。綿素材の手ぬぐいは、さっと拭けて乾きも早いため、キッチンタオルとしても衛生的で便利です。
2-2.手ぬぐいの使い道アイデア
手ぬぐいには、ほかにもさまざまな使い道があります。アイデアをいくつかご紹介しましょう。
2-2-1.ラッピングとして使う
手ぬぐいは、プレゼントや小物など、ちょっとしたものを包むのに大変便利です。手ぬぐい自体がプレゼントになるため、受け取った側にも喜ばれます。ただし、友人・同僚など、知人からもらった手ぬぐいを、ほかの人へのラッピングとして使い回すことは失礼なので避けたほうがよいでしょう。
2-2-2.風呂敷のように使う
お弁当や手土産などを包むのにも手ぬぐいは便利です。風呂敷ほど仰々しくなく使えるのが手ぬぐいの利点といえます。カバンからものを出す際に、かわいい手ぬぐいに包まれていると印象がよいでしょう。包んだ手ぬぐいをそのまま持ち運んでもOKです。
2-2-3.リメイクして使う
手ぬぐいを使ってティッシュカバー・きんちゃくなどを作ることができます。お裁縫が得意な人は挑戦してみましょう。また、「ティッシュボックス折り」なら、手ぬぐいを切ったり縫ったりしなくても、かわいいティッシュカバーが作れます。詳しい作り方はこちらを参考にしてみてください。本染めの手ぬぐいなら、裏面にも柄が出ているため、裏が見えてもかわいく見えます。
2-2-4.インテリアや日用品として使う
手ぬぐいは、お部屋の中にある洗濯かごや棚などの目隠しとしても使えます。急な来客時などに便利です。また、手ぬぐいを壁にかければ、デザイン性のあるインテリアになります。また、ランチョンマットやおしぼりなど、テーブルアイテムとして使ってもよいでしょう。
3.手ぬぐいのオリジナル製作について
次に、オリジナル手ぬぐいについてご紹介します。
3-1.オリジナル手ぬぐいのメリットや用途とは?
3-1-1.オリジナル手ぬぐいの用途
オリジナル手ぬぐいには、主に以下のような用途があります。
- 記念品
- お祝い品・内祝い品・手土産品など
- 粗品
- 販促品
3-1-2.オリジナル手ぬぐいのメリット
オリジナル手ぬぐいは、世界に一つしかない記念品となります。お祝いごとにも喜ばれるでしょう。また、販促品として使えば店舗や企業のアピールにもなります。チラシやティッシュなど消耗品と比べて、長く使える手ぬぐいは、高い宣伝効果があるでしょう。
3-2.オリジナル手ぬぐいは本染め? プリント?
上記でご紹介したとおり、オリジナル手ぬぐいの製作には、プリントと本染めがあります。そのメリットやデメリットを詳しくご紹介しましょう。
3-2-1.本染めのメリット・デメリット
【メリット】
- 綿の風合いがそのまま活かせる(手触りなど)
- 日本古来の伝統ある方法
- 100%裏抜けするため、両面から模様を楽しめる
【デメリット】
- 手作業のため時間がかかる
- 細かいデザインは不可
- 完成品の色のイメージが異なる場合がある
- 高コストになりやすい
3-2-2.プリントのメリット・デメリット
【メリット】
- 細かい模様の印刷ができる
- ほぼイメージどおりの色が印刷できる
- 比較的低コスト
- 量産が可能
- 短期納品が可能
【デメリット】
- 高級感や綿の風合いが損なわれやすい
- インクにより、表面が固くなりやすい
- 裏面は白っぽくなる
3-3.オリジナル製作の流れ
3-3-1.納品までの流れ
オリジナル手ぬぐいを製作するには、以下の流れとなります。
- 打ち合わせ(仕様・用途・数量・納期など)
- 見積もり
- データ入稿/デザイン依頼
- 染め・印刷(色のチェックができる場合も)
- 納品
デザインが決定してから約1か月かかるでしょう。
3-3-2.オリジナル手ぬぐいの予算相場
オリジナル手ぬぐいの製作費用の相場をご紹介します。
【本染め】
- 400円(100枚~)
- 300円(1,000枚~)
【プリント】
- 200円(100枚~)
- 100円(1,000枚~)
業者によっては、上記の料金に加え、型代5万円程度や、デザイン料3万円程度が発生する場合があります(1デザインごと)。また、印刷の色数指定や包装方法によっても金額は異なるため、より具体的なオリジナル手ぬぐいの製作費を知りたい場合は、見積もりを依頼しましょう。
3-4.オリジナル手ぬぐいの注意点
初めてオリジナル手ぬぐいの製作を依頼する際は、分からないことが多いかと思います。たとえば、ロットや色数による金額の差は業者によってさまざまです。また、スズキネのようにイメージ料金が発生しない業者もあります。見積もりはWEBで簡単に行えますので、まずは試しに概算を知っておくとよいでしょう。業者の選び方については、次項もご参照ください。
4.オリジナル手ぬぐいの製作業者を選ぶポイント
次に、オリジナル手ぬぐいの製作業者を選ぶポイントについてご紹介します。
4-1.料金体系について
オリジナル手ぬぐいは、ロット数・印刷方法・色数、その他オプションなどによって、金額が大きく異なります。そのため、分かりやすい見積書を出してもらいましょう。何にどれだけかかるのかを把握することで、コストを抑えながら理想の手ぬぐいを作ることができます。
4-2.ロットや納期について
スズキネでは、オリジナル手ぬぐいを50枚からの小ロットで製作することができます。一般的な業者は100枚~としているところが多いようです。また、納期については、デザイン入稿から25日で納品が原則となっていますが、お急ぎの際は、ご相談ください。
4-3.本染めやプリントが選べること
上記でご紹介したように、本染めやプリントにはメリット・デメリットがあります。どちらが優れているというわけではなく、それぞれのメリットがそれぞれのデメリットとなるのです。そのため、本染めとプリントのどちらにするかは、作成したい手ぬぐいのイメージによるところが大きいでしょう。本染め前提、もしくはプリント前提で依頼をするよりも、どちらにするべきかを業者に相談しながら製作を進めたほうが、理想の手ぬぐいに近づけられるはずです。
4-4.デザインについて
多くの業者では、デザイン料が別途発生します。スズキネでは、簡単なデザインであれば無料で作成することが可能です。手書きのラフデザインや、excel・wordを利用してデザインをいただくこともできます。IllustratorやPhotoshopがなくても大丈夫ですので、ぜひ一度お問い合わせください。
5.手ぬぐいについてよくある質問
Q.手ぬぐいの端がほつれているのはなぜ?
A.包帯などとして使っていた名残で、手で簡単にちぎりやすくなっています。また、切りっぱなしのほうが乾きやすいため衛生的という利点もあるのです。気になる場合はひっぱらず、ハサミでカットしましょう。しばらく使い続けるとフリンジ状になります。
Q.オリジナル手ぬぐいで失敗しないためには?
A.業者によっては、有料で試し刷りを見せてもらえることや、過去の商品サンプルなどをもらえることがあります。現物をチェックすることで、よりイメージに近い手ぬぐいを製作できるでしょう。
Q.手ぬぐいの洗濯方法は?
A.洗濯機で洗濯できますが、漂白剤は使用しないでください。また、新品の手ぬぐいは最初の数回の洗濯で色落ちする場合があるので注意が必要です。
Q.手ぬぐいの干し方のポイントは?
A.手ぬぐいは直射日光が苦手です。陰干ししましょう。手ぬぐいはもともと拭きものですので、水で軽く洗って干せばすぐに乾くようになっています。ピシっと伸ばしてから干せば、乾いたときにはきれいに仕上がっているでしょう。小物用洗濯バサミに挟んで干すと、隅がひっぱられて変形してしまう可能性があります。タオルハンガーのような、負荷が均一にかかるものに干しましょう。
Q.オリジナル手ぬぐいを販促品にする際のポイントは?
A.オリジナル手ぬぐいを企業や店舗の販促品とする際は、ロゴやマークなどをさりげなく入れるか、文字などは入れないようにしましょう。アピールのために社名や店名がでかでかと書かれていると、もらった側は、使いにくくなってしまいます。デザイン性を重視したほうが、長く使ってもらえたり、お店や会社のことを印象よく覚えていてもらえたりするものです。結果的に宣伝効果が高まるでしょう。
6.まとめ
手ぬぐいの使い道や、オリジナル手ぬぐいの製作方法などについてご紹介しました。手ぬぐいには日本の伝統的な魅力と、新しいファッション的な魅力があります。手ぬぐいを使いこなせば、日々の生活が少し楽しくなるでしょう。使っていない手ぬぐいがある方は、ぜひ今回ご紹介した使い道を試してみてください。