手ぬぐい専用の額縁の種類とは?タペストリーにする方法もあります。
かつては粗品の代表格だった手ぬぐい。
しかし、今はすてきなデザインのものも増えて、絵画のように飾る方も多いのです。
せっかく飾るですから、見栄えよくしたいもの。
そこで、今回は手ぬぐい用の額縁についてご紹介しましょう。
絵画も飾るときは額に入れますが、今は手ぬぐい専用のものも出ているのです。
また、飾り方のコツや注意点などもご紹介しましょう。
手ぬぐいをすてきに飾りたいという方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてくださいね。
1.現在の手ぬぐい事情とは?
手ぬぐいといえば、安価で粗品の代表格というイメージを持っている方も多いでしょう。
今はタオルに取って代わられましたが、かつてはいろいろな場所で手ぬぐいはノベルティとして配られていました。
手ぬぐいは木綿製の薄い布なので、絵や文字が自由に入れられます。
ですから、宣伝には最適だったのです。
その特性を生かして、今では絵画のように美しい絵の手ぬぐいが盛んに作られています。
そのような手ぬぐいは、1枚1500円~2000円とそれなりに高価です。
しかし、絵画の複製を買うよりもずっと安いでしょう。
また、何かの記念にオリジナルの手ぬぐいを作る、という方もたくさんいます。
特に、落語や邦楽など伝統芸能の世界では、折に触れて手ぬぐいをお得意様に配るのです。
そんな手ぬぐいもすてきなデザインのものが多いので、飾っておきたくなります。
2.手ぬぐいを絵画がわりに飾ってみよう
壁に1枚絵がかかっているだけで、部屋の雰囲気が変わります。
また、日本では昔から季節感をインテリアで演出してきました。
かけじくや花器の中には使う季節が決まっているものも少なくありません。
しかし、季節ごとにインテリアを替えるのにはお金がかかりますし、絵画を何枚も買うのも大変です。
また、数が増えるほど保管場所にも困るでしょう。
手ぬぐいは、季節に合わせた絵柄がたくさんあります。
春夏秋冬だけでなく、お正月や豆まき、おひな様など行事に合わせた絵柄のものも豊富です。
さらに、クリスマスやハロウィンなど、西洋の行事の絵柄も増えてきています。
前述したようにこのような手ぬぐいは千円以上しますが、インテリア用品だと思えば安価です。
手ぬぐいは薄い布ですから、場所もとりません。
使っていないときはたたんでタンスや衣装ケースの中にしまっておけます。
また、手ぬぐいは縦にも横にも飾れますから、場所を選ばずに飾れるでしょう。
3.手ぬぐいを飾る方法とは?
この項では、手ぬぐいをオシャレに飾る方法をご紹介しましょう。
そのまま壁にピンなどで留めてもよいのですが、一工夫すればもっとオシャレになります。
3-1.手ぬぐい用の額縁を使う
今は、手ぬぐい専用の額縁も販売されています。
一般的な手ぬぐいの大きさは縦90センチ、横34~35センチです。
ですから、フレームもそれに合わせて1メートル×40センチくらいのものが多いでしょう。
細長いポスターサイズだと思えばイメージしやすいです。
フレームは木製とアルミ製があり、色も豊富。
手ぬぐい専門店のほか、額縁を扱っているお店などでも販売されています。
3-2.フォトフレームのような額縁もある
手ぬぐいは、1枚絵のようになっているもののほか、細かい模様が連続している柄もたくさんあります。
代表的なのは豆絞りですね。
このような手ぬぐいはフォトフレームサイズの額縁に折りたたんで飾ってみましょう。
手ぬぐいは薄いですから、折りたたんでも額の中に入ります。
手ぬぐい専用の小さい額縁もありますが、実際のフォトフレームを利用してもよいですね。
裏側全部が外れるようになっているタイプを使ってみましょう。
フォトフレームならば、壁に飾る場所が無くてもつくえや棚の上に置いておけます。
3-3.タペストリーにしてみよう
手ぬぐい専用の額縁では大げさすぎるという方は、手ぬぐいをタペストリーにしてみましょう。
手ぬぐいの上下をはさんでタペストリーにする棒が、数百円~千円程度販売されています。
手ぬぐい用の額縁が数千円~一万円ですから、それに比べると安価です。
また、タペストリーは額縁よりも軽く、場所もとりません。
ですから、壁に何枚も手ぬぐいをかけたりしても面白いでしょう。
さらに、タペストリーを和室にかけて床の間風の演出にしてもすてきです。
4.手ぬぐいを額装する方法
手ぬぐいの額装は、とても簡単です。
手ぬぐい用の額は、後ろがすべて外れるようになっています。
ですから、それを外して手ぬぐいをセットし、ピントしわを伸ばして外したカバーをかけましょう。
前面はガラスではなくアクリル板になっていることが多いので、破損に心配はありません。
フォトフレームのような小さな額縁の場合は、手ぬぐいを折りたたんでみせたい面が前面に来るようにしてセットします。
なお、手ぬぐいを額そうして飾る場合は、重さに注意してください。
手ぬぐい用の額縁はそれだけで2キロくらいあります。
ですから、押しピンでは支えきれません。
ねじ式になっているフックなどを使って飾りましょう。
賃貸で壁に穴をあけられないという場合は、つっぱり棒を使う方法もあります。
飾りたい場所の壁と壁の間につっぱり棒を渡し、そこに額縁をかけるのです。
太いつっぱり棒を利用すれば、額縁をつっても問題ありません。
棚の上などを利用して立てかける方法もありますが、その場合は落ちたり倒れたりしないように注意してください。
アクリル板は割れることはありませんが、頭の上に額縁が落ちてくればけがをすることもあります。
5.手ぬぐいのお手入れ方法とは?
タペストリーにして手ぬぐいを飾っておくと、どうしてもほこりがつきます。
汚れた手ぬぐいは、ざぶざぶと水洗いをしましょう。
色を多用している手ぬぐいはどうしても色が落ちますので、ほかの洗濯物と一緒にせず手洗いがお勧めです。
薄い布ですから、手洗いも手間ではないでしょう。汚れが落ちたら手で硬く絞って、日陰に干してください。
直射日光を当てすぎると、退色の原因になります。
乾きあがったらアイロンをかけましょう。
これで、しわも気にならなくなります。
なお、手ぬぐいは端が切りっぱなしになっていますが、すべてほつれてしまうことはありません。
気になるところだけ、ハサミで切ってください。
6.おわりに
いかがでしたか?今回は、手ぬぐいの飾り方についてご紹介しました。
絵画の様な手ぬぐいは、額縁に入れると美しく映えます。
今は、観光名所をプリントした手ぬぐいも多いので、旅の記念に1枚買ったものを額装してもすてきです
また、使っていないフォトフレームを活用してみてもよいでしょう。
なお、手ぬぐいはできるだけ直射日光の当たらないところに飾りましょう。
あまり日が当たりすぎると、焼けて色合いが悪くなります。
また、タペストリー用の棒と手ぬぐいをセットにすれば、海外から来た旅行者向けのお土産にもピッタリでしょう。
さらに、手ぬぐいをテーブルに置いてその上からビニールやガラスカバーをかければ、テーブルセンターがわりになります。
季節に合わせたテーブルセンターを使えば、毎日の生活もより楽しくなるかもしれません。
アイデアしだいでいろいろなところを飾れる手ぬぐいを、ぜひ活用してみてください。