オリジナル手ぬぐいを販促アイテムとして活用する方法、ポイントを解説
「オリジナル手ぬぐいを販促アイテムとしてどのように活用すべきか」など、オリジナル手ぬぐいの製作で悩んでいる方は多いでしょう。
自由にデザインを反映できるオリジナル手ぬぐいは、企業イベントなどで大活躍します。イメージどおりのオリジナル手ぬぐいを製作するためにも、ポイントをしっかりと押さえることが重要です。
本記事では、手ぬぐいが販促に適している理由や製作時のポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、オリジナル手ぬぐいのデザインプロセスや、利用事例なども分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.手ぬぐいが販促に適している理由
最初に、手ぬぐいが販促に適している理由をチェックしましょう。
使う人を選ばないユニークな販促アイテム
オリジナル手ぬぐいが販促アイテムとして最適なのは、使う人を選ばないユニークさがあるからです。一般的な販促アイテムとしては、ボールペン・メモ帳などの文房具からポーチ・トートバッグ・エコバッグとさまざまな種類があります。ほかの企業が使用している販促アイテムと差別化を図りたい方は、オリジナル手ぬぐいがおすすめです。手ぬぐいは昔から日本で使用されてきたアイテムなので、ほかの販促アイテムよりも日本文化を感じられるというメリットもあります。年齢や性別問わずに使用できる、貴重な販促アイテムです。
さまざまなシーンで使用できる汎用性
手ぬぐいは、さまざまなシーンで使用できるアイテムです。もともと、手ぬぐいは水滴を拭いたり、汚れた手をキレイにしたりするために使用されます。ハンカチ代わりとして利用できるほか、ペットボトルや弁当箱を包んだり、日焼け防止として首に巻いたり、バッグのアクセントとして使用したりすることも可能です。オシャレなデザインの手ぬぐいを、インテリアとして飾る人もいます。さまざまな使い方ができるのは、手ぬぐいの大きなメリットといえるでしょう。
2.オリジナル手ぬぐいのデザインプロセス
ここでは、オリジナル手ぬぐいのデザインプロセスを解説します。
何のために製作するのかを考える
まずは、何のために製作するのかを考えることが重要です。販促アイテムとしてオリジナル手ぬぐいを製作するのであれば、製作目的を明確にすることでデザイン案がまとまります。たとえば、自社の商品やサービスをアピールしたい場合はロゴ字やロゴマークを取り入れたり、イベント時に配布する場合はイベントならではのデザインにしたりするなどです。製作目的を踏まえた上で、ターゲットとなる顧客の年齢層なども考慮するといいでしょう。
製作業者との打ち合わせが大事
製作目的や予算を明確にした上で、製作業者との打ち合わせに入ります。どのようなデザインにするのか、どのような色を使用するのか、どの印刷方法にするのかなど、具体的に打ち合わせを重ねることが重要です。どうしてもデザイン案が浮かばない場合は、製作業者に相談することをおすすめします。オリジナル手ぬぐいの製作実績がある業者は、要望や目的に合わせたデザインを提案してくれるでしょう。製作業者の中には、簡単なラフ画からデザインに起こしてくれるところもあります。
デザインデータを作成する
オリジナル手ぬぐいのデザインが決まれば、イラストレーターを使用してデザインデータを作成します。製作業者の中には、ひな形が用意されているところもあるので利用するといいでしょう。完成したデザインデータを製作業者へ送信し、最終的なデザインを確認します。実際に、選択した色がどのように反映されるのか知りたい方は、実物サンプルを見せてもらうのがおすすめです。質感や仕上がりのイメージが具体的になるので、デザインしやすくなるでしょう。
3.素材・印刷方法の選択が重要
ここでは、素材・印刷方法の選択について詳しく説明します。
肌ざわりや質感に影響する素材選び
オリジナル手ぬぐいを製作する際は、デザインだけを決めるわけではありません。デザインだけでなく、手ぬぐいの素材選びも重要なポイントとなります。手ぬぐいの素材は、肌ざわりや質感など全体的なイメージにも大きく左右する要素です。なお、綿100%が一般的な手ぬぐいの素材となります。肌ざわりがよく、さまざまなシーンで活用できる素材です。
プリント・本染め・反応染めの特徴
オリジナル手ぬぐいの主な種類として、プリント・本染め・反応染めの3種類があります。それぞれの特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
プリント
プリントの手ぬぐいは、製版・印刷を機械で行うのが特徴です。そのため、安定した品質の手ぬぐいを低価格で製作できるほか、短納期対応や量産が可能となります。フルカラー印刷になるので、本染めよりも細かい線を表現できるという点も大きなメリットです。色指定が可能ということもあり、ほぼイメージに近い色で仕上がります。ただし、本染めのような独特な風合いや高級感は出ません。また、裏面までインクがほとんど浸透しないので、裏面は白っぽくなります。さらに、インクの関係で表面の手ざわり感が本染めよりも硬くなりがちです。
本染め
日本古来の伝統的技法「注染(ちゅうせん)」で行うのが、本染めです。職人が手作業で布に模様を染めることになるため、本物志向の手ぬぐいが完成します。日本古来の手ぬぐいをつくりたい方には、本染めがおすすめです。また、色の裏抜けが100%であるほか、手ざわり感がソフトという特徴もあります。ただし、細かい線は崩れてしまいがちなので、大まかなデザイン向きです。色がイメージどおりにならなかったり、手作業のため製作に時間がかかったりするというデメリットがあります。
反応染め
本染めとプリントのメリットをうまく融合した染色技法です。本染めではできない複雑なデザインに対応できるのか、色落ちが少ないというメリットがあります。また、ソフトな肌ざわりに仕上がるほか、大ロット(500枚以上)の発注となる場合は本染めよりもコストを抑えることが可能です。ただし、裏抜けは60~70%程度、プリントと比べるとコストが高くなるというデメリットがあります。
4.高品質製造プロセスとコスト管理
ここでは、高品質の製造プロセスとコスト管理を解説します。
製作業者選びが大切なポイント
高品質のオリジナル手ぬぐいを製作するには、製作業者選びが大切なポイントとなります。オリジナル手ぬぐいの製作実績があるのはもちろんのこと、国内で生産しているかを考慮してください。国内生産のオリジナル手ぬぐいは、高品質の仕上がりとなります。製作業者の中には、海外の工場で製作しているところもあるので事前にチェックしておきましょう。また、国内生産であれば、納品までの期間もスピーディーです。
予算と発注枚数を考慮して種類を選ぶ
できるだけ低コストで高品質のオリジナル手ぬぐいを製作したい方は、手ぬぐいの種類選択に注目するといいでしょう。発注枚数と手ぬぐいの種類によっては、予算内で抑えられる可能性があります。たとえば、小ロット(500枚未満)の発注だと、反応染めよりも本染めのほうがコストが抑えられるでしょう。逆に、大ロットであれば、本染めよりも反応染めのほうがコストは安くなります。
5.販促商品としての手ぬぐい利用事例
ここでは、販促商品としての手ぬぐい利用事例をいくつか紹介します。
企業のマーケティンキャンペーンとして
オリジナル手ぬぐいは、企業のマーケティングキャンペーンとして活用されています。たとえば、自社の商品やサービスをアピールするために、イベント会場で無料配布するケースです。オリジナル手ぬぐいに自社のロゴやキャラクターを反映させると、オリジナリティを出すことができます。年齢や性別を問わずに使用できる手ぬぐいだからこそ、ターゲットが幅広い商品やサービスのアピールに最適です。
イベント限定品として
地元のお祭りやイベントの参加賞や限定品として、オリジナル手ぬぐいを配布する方法もあります。イベントで配布する場合は、そのイベントならではのデザインにすると特別感が増すでしょう。実際に、多くの企業が参加するイベントで、オリジナルデザインの販促グッズを配布しているところはたくさんあります。また、会合やセミナー参加者への配布や、海外の取引先へのアピールにもぴったりです。限定品として配布する手ぬぐいは、オリジナル感がより増します。
商品の購入特典として
オリジナル手ぬぐいは、表面的なPR活動や宣伝だけでなく、商品の購入特典として製作するケースもあります。期間限定のキャンペーン中に商品を購入してくれた方限定で、オリジナル手ぬぐいを配布するケースです。そのブランドを愛用している人にとっては、オリジナルデザインの手ぬぐいが貴重な品物になるでしょう。「購入者限定」「期間限定」というレア感が、購買意欲と販促効果を高めるポイントとなります。
6.ノベルティ手ぬぐいの販促戦略
ここでは、ノベルティ手ぬぐいの販促戦略を解説します。
何のために配布するのかを考える
販促戦略を成功させるために押さえておきたいのは、何のために配布するのかを明確にすることです。デザインのプロセスでも説明したように、ノベルティとしてなぜオリジナル手ぬぐいを製作するのか、目的をハッキリとさせる必要があります。もともと、ノベルティとは、商品やサービスを宣伝するために無料配布するアイテムのことです。オリジナル手ぬぐいをノベルティとして利用する際は、いつどこで誰に配布するのかをしっかりと考える必要があります。
トレンドを意識する
ノベルティは、消費者の興味関心を強く引きつけることが大きな目的です。消費者の興味を引きつけるには、トレンドを意識したオリジナル手ぬぐいの製作が大切なポイントとなります。自社をアピールしつつも、トレンドを取り入れたデザインを意識するといいでしょう。どのようなものが消費者の間で流行しているのか、どのようなデザインの手ぬぐいが製作されているのかなど、製作事例やサンプルをチェックするのもポイントです。ただし、トレンドを意識するあまり、自社ならではのオリジナリティを失ってしまうと既存の顧客が離れてしまうので注意しましょう。
ターゲット層のニーズを理解する
顧客や消費者の興味を引き寄せるには、ターゲット層がどのようなことを求めているのか、ニーズの理解が不可欠です。顧客や消費者のニーズを理解しないまま、オリジナル手ぬぐいを製作しても関心と興味を持ってもらうことはできません。実際に、消費者のニーズを理解していなかったため、販促キャンペーンに失敗してしまったということもあります。ターゲット層のニーズに合ったオリジナル手ぬぐいが製作できれば、より多くの人の手にわたり、PR活動が成功するでしょう。
アピールしたい商品・サービスとの関連性を強める
オリジナル手ぬぐいの製作目的が、商品やサービスのアピールであれば、そのアピールしたい内容と絡めたデザインにすることが大切です。アピールしたい商品とサービスに関連したデザインにすることで、消費者や顧客の興味が引きつけられるでしょう。「これはどんなサービスなんだろう?」「もう少し詳しく知りたい」と興味が湧き出てきては、SNSアカウントをフォローしたり、検索したりする可能性があります。前述したように、ノベルティは商品やサービスのアピールが目的なので、それらを意識したオリジナル手ぬぐい製作が重要です。
まとめ
いかがでしたか? オリジナル手ぬぐいは、販促アイテムとして魅力的です。ほかの販促アイテムよりも日本文化を感じられるほか、年齢や性別問わずにさまざまな使い方ができます。販促効果の高いオリジナル手ぬぐいを製作するには、製作目的を明確にするのはもちろんのこと、顧客や消費者のニーズを理解した上でデザインにするのが大切です。また、製作業者選びもオリジナル手ぬぐいのクオリティーを左右する重要なポイントとなります。布製品のオリジナル製作を行っているスズキネでは、無料相談と無料見積もりを受け付けているので、オリジナル手ぬぐいの製作を検討中の方はぜひ一度チェックしてください。