オリジナルのぼりを作る上で重要なことは? オーダーする方法も!
店舗の入り口などに設置されているのぼりには、大きな集客効果が期待できます。他店よりもお客の目を引くのぼりを作ることで、利益もアップするでしょう。けれども、どうやって作ればいいのか、どのような点に注意して作ったほうがいいのか……のぼりのオリジナル製作について悩んでいる方は多いはずです。
そこで、本記事では、オリジナルのぼりを作る上で重要なことなどを解説します。
この記事を読むことで、オリジナルのぼりをオーダーする方法や製作ポイントなどが分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.のぼりの集客効果は?
最初に、のぼりの集客効果がどのくらいあるのか、チェックしておきましょう。
1-1.のぼりの歴史は古い
集客効果について説明する前に、まずは日本におけるのぼりの歴史を見ていきたいと思います。のぼりの歴史はとても古く、平安時代以降からだといわれているのをご存じでしょうか。平安時代以降、敵味方を区別するため、軍の大きさを誇示するために流れ旗といわれるのぼりが使われていました。そして、現在ののぼりの形が確立されてきたのは戦国時代です。戦国時代では戦場でよく見るのぼりでしたが、現在では神社・歌舞伎・相撲場所・店舗・選挙・イベントなどあらゆる場所でのぼりが使われています。
1-2.風になびくのぼり
一般的なのぼりはポリエステルポンジと呼ばれる素材が使われており、風が吹くと、すぐになびくのが印象的です。風にはためくのぼりは遠くから見てもよく目立ちますし、カラフルで大きい文字が書かれているとたくさんの人にアピールできます。ゆらゆらと風に揺れているものは自然と人の目を引きつける効果が期待できるため、のぼりは集客効果が期待できるといえるでしょう。
1-3.比較的安価で強烈にアピールできる
オリジナルのぼりは、道ゆく人や人が集まる場所に立てておくだけで集客が見込める広告となっています。広告ツールとして、ポケットティッシュやポスターなどたくさんのものがありますが、のぼりは比較的安価で製作できるものです。費用をかけることなく店舗や商品を強烈にアピールできる広告ツールになるため、たくさんの場所で使われています。
2.オリジナルのぼりを作る上で重要なことは?
ここでは、オリジナルのぼりを作る上で重要なことを解説します。
2-1.1番売り込みたいことを分かりやすく表現する
オリジナルのぼりを製作する上で重要なことは、1番売り込みたいことを分かりやすく表現することです。店舗や商品の良さをたくさんアピールしたい気持ちは分かりますが、のぼりはシンプルかつ具体的な言葉で表現したほうがいいでしょう。たくさんの情報を詰め込みすぎてしまうと、相手に何を伝えたいのか分からなくなり、伝えにくくなってしまいます。そのため、まずお客様に何を伝えたいのか、何に注目してほしいのか考えてみてください。1番売り込みたいこと・1番注目してほしいことを具体的な言葉にして宣伝しましょう。
2-2.他店と差をつけるためのキャッチコピー
オリジナルのぼりは、他店と差をつけやすいというメリットもあります。デザインを自由に決めることができるからこそ、オリジナリティのある言葉やキャッチコピーを入れるのが大切です。オリジナルのぼりを製作する前に、オリジナリティのある文言を考えてみてください。のぼりに1つの文言を加えるだけでも、他店と差別化した広告ツールが完成します。オリジナリティあふれるキャッチコピーが書かれていると、自然とお客様の目を引きつけられるでしょう。最近では、外国人観光客をねらって、一部の文言を中国語や英語にするケースも増えています。
2-3.視覚的効果も考える
オリジナルのぼりは、自由にデザインを決めることができるからこそ、視覚的効果も考慮する必要があります。視覚的効果のある色の組み合わせは、黒と赤といわれていますが、店舗のジャンルによってもベストな配色が変わるものです。以下の組み合わせを参考にしてください。
- 飲食店関係:背景色→赤・黄 / 文字色→黒・赤
- 娯楽関係:背景色→赤 / 文字色→白
- 不動産関係:背景色→赤・黄 / 文字色→赤
また、のぼりを設置する場所との色合いにも注意しなければなりません。たとえば、公園や街路樹といった緑の多い場所にのぼりを設置する場合、背景と混ざりやすい緑系ののぼりは目立たなくなってしまいます。よって、のぼりの配色を決める前に、のぼりの設置場所を決めておくことが大切です。
3.効果的なのぼりの設置方法
ここでは、効果的なのぼりの設置方法を解説します。
3-1.設置間隔は1m80cmが理想
のぼりをいくつも設置する場合、設置間隔は1m80cmが理想だといわれています。なぜ1m80cmの感覚で設置するのがいいのか、その理由としては、人の歩幅に合った間隔だからです。また、ロードサイドでは、車の中から見るのに最も適した距離でもあります。1m80cmの間隔よりも狭く設置してしまうと、歩行者が圧迫感を覚えてしまう恐れがあり、逆に広くすると貧相なイメージを与えてしまうことになるでしょう。このように、複数ののぼりを設置する場合は感覚に注意してください。
3-2.道路沿いや道案内として設置する
オリジナルのぼりの効果をより発揮させるためには、設置場所にも気を配る必要があります。設置場所としておすすめしたいのは、たくさんの人たちが目につきやすい道路沿いです。大通りや人が行き交う商店街などでは、たくさんの人が通る道路・歩道沿いにのぼりが設置されているでしょう。のぼりはより多くの人に見てもらうことが目的なので、なるべく人が通る場所に設置してください。また、入り組んだ場所に店舗がある場合、そこまでお客様に来てもらうようお店までの道案内としてのぼりを設置するといいでしょう。
3-3.のぼりを設置する4つの方法
のぼりを設置する方法として、以下の4つの方法があります。
- 同種類ののぼりを連続で設置する
- 同系色統ののぼりを設置する
- 同種類だけどすべて違う色ののぼりを設置する
- 同種類の色違いを交互に設置する
同じ種類ののぼりを1m80cm間隔で設置する方法が一般的ですが、文言が違う同系色ののぼりを設置する方法もあります。そうすれば、アピールしたい内容を多数並べることができるでしょう。また、同種類だけどすべて違う色にしたり、色違いを交互に設置したりすることで、よりインパクトが大きくなります。
4.オリジナルのぼりをオーダーするには?
それでは、オリジナルのぼりをオーダーする方法を解説します。
4-1.オリジナル製作を行っている業者に依頼する
オリジナルのぼりをオーダーする方法としては、オリジナル製作を行っている専門業者に依頼するのが一般的です。たとえば、オリジナル手ぬぐいやハンカチ・のぼり旗などを製作しているスズキネでは、創業100年の老舗となっています。これまで多数のオリジナル製作を行ってきたからこそ、よりお客様の要望に合ったオリジナルのぼりの製作が可能です。無料相談も受け付けているので、オリジナルのぼりの製作でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
4-2.サイズと材質をチェック!
オリジナルのぼりの製作を依頼する前にチェックしておきたいのが、サイズと材質です。具体的なサイズ感は製作業者によって異なりますが、45cm×180cmと60cm×180cmの2種類が基本サイズになるでしょう。製作業者の中には、サイズの相談ができるところもあるので相談することをおすすめします。また、材質はポリエステルポンジを採用しているところがほとんどです。実際に、製作業者の中には、お願いすると実物を見せてくれるところもあるので自分の目でチェックしてみるといいでしょう。
4-3.印刷方法の選択も
製作業者によっては、印刷方法が自由に選択できるところがあります。たとえば、スズキネの場合、印刷方法はスクリーン捺染(なっせん)とフルカラー捺染の2種類です。スクリーン捺染は色数によって値段が異なり、色数が多くなればなるほど費用が割高になるでしょう。一方、フルカラー捺染は写真画像でも印刷可能です。どのようなデザインにするのか、何をアピールしたいのかしっかりと踏まえた上で、その内容に見合った印刷方法を選んでください。なかなか決めることができない場合は、製作業者に相談することをおすすめします。
4-4.見積書の内容と製作ロット数も要確認!
製作業者に依頼する際、最もきになるのが費用でしょう。どのようなデザインと発注数でいくらぐらいかかるのか、見積書の内容を入念にチェックしてください。見積書の内容が具体的に記載されていなかったり、料金について教えてくれなかったりする製作業者には要注意です。製作後に追加費用を請求するなど、悪質な可能性があります。また、見積書の内容と併せてチェックしておきたいのが製作ロット数です。製作ロット数とは、注文を受ける最小単位のことを指しています。つまり、ロット数が50の場合、50枚~の発注となり、50枚以下は受け付けてもらえません。少量のオリジナルのぼりを製作したい方は、小ロット数から注文を受け付けている製作業者に依頼しましょう。
5.オリジナルのぼりに関してよくある質問
オリジナルのぼりに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.視覚的効果を高めるポイントは?
A.店舗や商品のジャンルだけでなく、季節を意識するといいでしょう。四季を感じる色使いののぼりにすることで、より視覚的効果を高められるようになります。四季ごとの色使いは以下を参考にしてください。
- 春:黄色やピンクなど春らしいパステルカラー。かわいらしいカラーを基調にする
- 夏:青・緑といった清涼感のあるビビッドカラー
- 秋:深い赤・濃い黄色・ベージュといったウォームカラー
- 冬:白・黒・紺などグレイッシュトーン。ウォームカラーと組み合わせると暖かさを感じさせる色合いになる
Q.文言は抽象的な表現にしないほうがいいのか?
A.抽象的な表現だと伝わりにくくなってしまうので具体的な表現を意識しましょう。たとえば、海鮮丼をアピールしたい場合は「新鮮な海の幸・山の幸」という文言ではなく、「海の幸を使った海鮮丼」と表現するのがベストです。「大売り出し・大創業セール」といった文言も抽象的すぎるので、「歳末大売り出し・50%オフ」といった具体的な文言にしましょう。
Q.NGなのぼりの立て方は?
A.並べ方がバラバラなのぼりの立て方です。前述したように、1m80cmの間隔を意識して均等に並べたほうが、アピールしやすくなります。また、いつも同じのぼりを使っていると宣伝効果がなくなってしまうので、適度にのぼりの種類を変えたほうがいいでしょう。そして、強風のときは倒れやすくなり危険なため、設置に十分気をつけてください。
Q.デザインに悩んだときの対処法は?
A.製作業者にデザインの相談をするといいでしょう。製作実績がある業者ほど、さまざまな要望や状況に合わせてデザインのアドバイスをもらうことができます。実績のある製作業者と相談しながら決めていけば、納得できるオリジナルのぼりができるでしょう。また、街中にあるのぼりにも注目してみてください。どのような店舗でどんなのぼりが設置されているか、常にアンテナを張り巡らせておきましょう。
Q.製作業者選びのポイントは?
A.どのような製作業者に依頼すべきか分からなくなったときは、スタッフの対応に注目してください。スタッフの対応が丁寧でスピーディーなところほど、スムーズな製作ができるでしょう。また、見積書の内容がしっかりと記載されているか・ホームページ等に製作例が記載されているかなどのチェックも大切なポイントです。
まとめ
オリジナルのぼりは、人目を引きやすい広告ツールとして効果を発揮します。他社・他店よりも集客効果をあげるために、オリジナリティあふれるキャッチコピーを入れるのがポイントです。設置場所や設置方法などにも配慮してオリジナルのぼりを製作すれば、お客様の意識を向けさせることができるでしょう。理想のオリジナルのぼりを製作するために、なるべく製作実績のある業者に依頼することも大切ですよ。