店舗のオリジナルのれんをオーダーする方法は? ポイントや注意点を解説
店舗のれんをオリジナルでオーダーする際、どのようなデザインにすればいいのか、どのような点に注意すればいいのかなど悩んでいる方は多いでしょう。
店舗のれんは多くの人にアピールできる宣伝効果も期待できます。しかし、デザインを誤ると集客率ダウンにつながる恐れがあるため、注意が必要です。
本記事では、店舗のれんをオーダーする方法やポイントなどを解説します。
- 店舗のれんの重要性とは?
- オリジナルのれんのメリット
- オリジナルのれんを作成するポイント
- オリジナル店舗のれんの事例を紹介!
- オリジナルのれんの注文方法と製作プロセス
- 店舗のオリジナルのれんに関してよくある質問
この記事を読むことで、オリジナルのれんのメリットや製作プロセスなどが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.店舗のれんの重要性とは?
まずは、店舗のれんの重要性をチェックしましょう。
1-1.店舗のブランディング効果
「たくさんの人に自分のお店を知ってもらいたい」と思っている方におすすめなのが、オリジナルのれんです。のれんはそこにお店があることを、道行く人にアピールできます。店舗を目立たせることができるのは、のれんの重要な役割といえるでしょう。のれんはブランディング効果が期待できるため、店舗のイメージアップにもつながります。
1-2.おもてなしの心
店舗のれんは、おもてなしの心でお客様をお迎えする要素もあります。のれんは平安時代の末期に誕生し、店舗の中へ入り込む日差しや風を防ぐ目的で設置されていました。現在の店舗のれんも日差しを避けるために設置することもありますが、ブランディング効果と店舗装飾的な立ち位置を担っています。お客様を歓迎するための店舗装飾として、オリジナルのれんが大活躍するでしょう。
1-3.境界線が生まれる
のれんを店舗の出入口に設置することで、店舗と外の境界線を作ることができます。境界線によって、のれんをくぐった後、目に入る景色と差別化ができるでしょう。店舗の雰囲気や個性を大切にしたい方は、オリジナルの店舗のれんがおすすめです。店舗の方向性に合ったデザインにすることで、より雰囲気が高まります。
2.オリジナルのれんのメリット
ここでは、オリジナルのれんのメリットを解説します。
2-1.お客様が入りやすくなる
店舗のれんは、お客様が店内へ入りやすくする効果があります。どのような店舗なのか、外からでも把握できるので、お客様のハードルが下がるからです。店舗のれんは外から人目を遮る効果もあるため、「逆に店舗のれんを設置すると入りにくくなるのでは?」と思う方も多いでしょう。その場合は、のれんの丈を短めにするとお客様が入りやすくなります。
2-2.店舗の個性が出せる
オリジナルの店舗のれんは、オリジナル性を出すことができます。前述したように、店舗のテーマや雰囲気に合わせたのれんを作ることで、より注目されるでしょう。オリジナルは自由にデザインできるため、工夫しだいでオシャレにできます。オシャレなのれんがかかっている店舗はSNS映えもするので、アピールするにはうってつけです。他店との差別化を図りたい方は、オリジナルのれんをおすすめします。
2-3.屋内でも大活躍
店舗のれんといえば、表にかかっている様子をイメージする方が多いでしょう。屋外だけでなく、屋内でも活躍するのが店舗のれんのメリットです。たとえば、厨房とカウンターの間仕切りにしたり、店内とトイレを区切ったりする際に役立ちます。屋内に設置するのれんにも、店舗の名前やロゴなどをデザインすればオリジナル性が出せるでしょう。
2-4.出店・屋台の看板に
イベントなどで出店する場合、そこでも店舗のれんが活躍します。イベント出店や屋台で店舗のれんを設置すると、新規の誘導につながるでしょう。中には、イベント出店のために、特別なオリジナルのれんを製作する店舗もあります。のれんは日本独特の文化でもあるため、外国人向けのイベントなどにも活用できるでしょう。
3.オリジナルのれんを作成するポイント
ここでは、オリジナルのれんを作成するポイントについて詳しく説明します。
3-1.製作目的を決める
まずは、何のために店舗のれんを制作するのか、目的を明確にすることが大切です。何のために店舗のれんを製作できるのか分からないままオーダーすると、デザインやサイズなど仕様がゴチャゴチャになってしまいます。製作目的を明確にすることで、どのようなデザインにすべきか、どのサイズにすればいいのかなど、具体的にイメージしやすくなるからです。たとえ、デザインが決まっていない状態だとしても、製作目的が明確になっていると製作業者との打ち合わせもスムーズに進みます。
3-2.設置場所でデザインを考える
製作目的はもちろんのこと、デザインを考える際は店舗のれんの設置場所(用途)にも注意してください。たとえば、店先に設置するのれんの場合、店舗の前をとおる人に対してどのような店舗かすぐに分かるデザインが理想です。飲食店の場合は、店舗の名前やロゴに加えて「すし処」「食事処」などを入れると分かりやすくなります。トイレの前に設置する場合は、トイレマークなどをデザインに入れるといいでしょう。どうしてもデザイン案が浮かばない場合は、製作業者へ相談するのがおすすめです。
3-3.色選びに要注意
どれだけオシャレでステキなデザインだとしても、色選びを失敗すると台無しになります。店舗のれんを目立たせるために、派手な色を選ぶ方はいますが、設置場所や用途などをしっかりと考えて色を選んでください。なお、店舗のれんの色が周囲に与える影響は以下のとおりです。
- 赤系:食欲など人間の本能を刺激する。ラーメン屋や焼き鳥屋など飲食店向き
- 黄系:注意表記などに使用されている色。展示会や物産展などで使用することが多い
- オレンジ系:明るく陽気な印象を与えることができる
- 緑系:和菓子屋やお茶屋など、和風系の店舗向き
- 青系:お寿司屋や海鮮系の店舗で使われることが多い
- 紫系:神秘的な印象、高級感を与えることができる
3-4.慎重に選びたい素材
オリジナルのれんを製作する場合は、素材も慎重に選ぶべきです。どの素材を選んでも同じと思うかもしれませんが、素材選びによっては薄っぺらになってしまい、周囲に貧相感を与えてしまう恐れがあります。また、製作業者によって素材が異なるため、事前の確認が必要です。できれば、実際に素材を見せてもらい、触って確認することをおすすめします。
4.オリジナル店舗のれんの事例を紹介!
ここでは、オリジナルのれんの事例をいくつか紹介します。
4-1.洋食屋でも大活躍
のれんは日本独特の文化ということもあり、お寿司屋や和食などで見かけることが多いでしょう。そのため、「のれんは洋食屋には向いていないのかな」と思われがちですが、実際に洋食屋でもオリジナルのれんが大活躍しています。たとえば、フランス料理店の場合、店先にフランスの国旗をイメージしたのれんを設置することでオシャレな雰囲気になるでしょう。デザインやサイズの工夫しだいで、和洋折衷の雰囲気を出すことができるのです。
4-2.キャッチコピーや店舗の売りもアピール
店舗の名前やロゴを入れたのれんが多い印象ではありますが、お店の売りやキャッチコピーなどもデザインに反映させることができます。少し変わったキャッチコピーを入れることで、通りすがりの人たちも足を止めて見入ってしまうでしょう。その店舗の中に足を踏み入れたくなるようなデザインを考えるのも、店舗のれんを製作する楽しさでもあります。
4-3.メニュー表として活用する
店舗のれんは出入口付近や間仕切りとして利用するだけではありません。実際に、のれんをメニュー表としてオシャレに活用しているケースがあります。たとえば、丈が短めののれんに料理の名前を1つずつ印刷し、それをカウンターの上に設置すれば店内の雰囲気が一気に変わるでしょう。また、お客様はメニューを待っている間に、のれんを見て「次はこの料理を食べてみよう」という気持ちにさせることもできます。このように、店舗のれんは店内装飾としても活用できるのです。
5.オリジナルのれんの注文方法と製作プロセス
ここでは、オリジナルのれんの注文方法と製作プロセスを解説します。
5-1.複数の製作業者を比較する
オリジナルの店舗のれんを製作する際は、専門の製作業者へ依頼するのが一般的です。ただし、インターネット等で調べるとたくさんの製作業者が出てきては、どこに依頼すればいいのか分からなくなるでしょう。そのようなときは、主に以下のポイントに注目してください。
- オリジナルのれんの製作実績があるか
- ホームページ等に製作事例が掲載されているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 口コミや評判がいいか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の製作業者を比較することが大切です。複数の製作業者を比較することで、悪徳業者と優良業者が見極めやすくなります。
5-2.製作の大まかな流れをチェック!
オリジナル店舗のれんの製作は、どのような流れで進めていくのでしょうか。大まかな製作の流れを下記にピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
- 製作業者のホームページまたは電話で無料見積もりを依頼する
- 仕様・用途・数量・納期など要望を製作業者に伝える
- 打ち合わせで決定した内容を踏まえ、製作業者から提示された見積書を確認する
- 見積書の内容に納得しだい、電話・メール・FAXで正式に注文する
- デザインをイラストレーターで作成し、メールで製作業者へ送る
- 最終確認後、製作開始→納品
5-3.オリジナルのれんの製作ならスズキネへ
どの製作業者へ依頼すべきか悩んでいる方は、オリジナル製作を行っているスズキネへご依頼ください。スズキネでは、店頭のれんや間仕切りのれん、インテリアのれんなど、さまざまな用途ののれんをオリジナル製作しています。素材は光沢と高級感があるポリエステルスエードを採用しており、よりリアリティのある個性的なオリジナルのれんの製作が可能です。無料相談や無料見積もりも受け付けているので、ぜひ一度お問い合わせください。
6.店舗のオリジナルのれんに関してよくある質問
店舗のオリジナルのれんに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.オリジナルのれんのサイズはどのくらいか?
A.参考として、スズキネにおける簡易のれんのサイズを下記にまとめました。
- 小サイズ:横幅85cm×高さ60cm
- 大サイズ:横幅85cm×高さ150cm
そのほか、スズキネではご希望のサイズでも製作可能です。お気軽にご相談ください。
Q.製作業者によって染色方法は異なるのか?
A.店舗のれんの染色方法は製作業者によって異なるため、事前にホームページ等で確認することが大切です。なお、ほとんどの製作業者では、片面フルカラー染色となっています。片面フルカラー染色は、写真画像でも印刷が可能です。ただし、裏面は無地となります。
Q.依頼からどのくらいで受け取れるのか?
A.デザインやロット数などで異なりますが、だいたい2~3週間で品物を受け取ることができます。納期も製作業者によって異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。早めに納品してほしい場合も、製作業者へ相談するのがおすすめです。
Q.製作業者とよくあるトラブルは?
A.「イメージと違う」「見積書にはない追加費用を請求された」などのトラブルが製作業者との間でよく起きています。このようなトラブルを防ぐコツは、打ち合わせを入念に重ねることです。分からないからと製作業者任せにしていると、後でトラブルになる恐れがあります。見積書などはしっかりと確認し、分からないことや疑問点があればすぐに製作業者へ尋ねてください。
Q.製作業者へ依頼する際の注意点は?
A.最小ロット数に注意してください。最小ロット数とは、製作業者が注文を受ける際少数のことです。たとえば、最小ロット数が「100」の場合、100枚以下の注文は不可となります。少数の店舗のれんを製作したい場合は、最小ロット数を低く設定している製作業者へ依頼しましょう。
まとめ
店舗のオリジナルのれんをオーダーする際は、製作目的や用途・設置場所などをしっかりと明確にすることが大切です。製作目的がハッキリとしていれば、デザインのイメージもしやすくなります。また、製作業者へ依頼する際は、サイズ・色・素材・染色方法などの確認も必要です。オリジナル製作を行っているスズキネでは、無料見積もりや無料相談を受け付けているのでぜひ一度お問い合わせください。