枕カバーが臭い!!正しい洗い方で臭いと汚れを落としましょう。


最近枕カバーの臭いが気になる。
そう思っている方は意外と多いものです。
寝具は毎日使う割には、こまめに洗濯をしているという方は少ないでしょう。
そこで、今回は枕カバーの正しい洗い方をご紹介します。
枕カバーは、寝具の中でもとりわけ洗濯回数の少ないものです。
中には1か月に1度洗濯すればよい方という方もいるでしょう。
それではカバーの汚れは取れません。
この記事を読んで正しい洗濯を行ってください。

  1. 枕カバーの臭いの元とは?
  2. 消臭除菌スプレーでは限界がある?
  3. 臭いや汚れがついてしまった枕カバーの洗い方とは?
  4. 枕もお手入れをしよう
  5. おわりに

1.枕カバーの臭いの元とは?

枕カバーは、枕を汚れから守るために付けるものです。
「枕ってそんなに汚れるもの?」と思うかもしれません。
実は頭皮、というのは私たちが考えている以上に汚れを出すものなのです。
私たちは、睡眠中に汗をかきます。
体からも汗をかきますが、パジャマがある程度吸水してくれるでしょう。
頭皮にかいた汗は、そのまま枕カバーに吸い取られます。
つまり、枕カバーは寝るたびに汗を吸いこみ続けているのです。
私たちは、一度着た服はウールやシルクなどの特殊な素材を除いて毎回洗濯するでしょう。
しかし、枕カバーを毎日洗濯するという方はほとんどいません。
前述したように、よくて週に1回。
あまり気を使わない方ならば、月に1度洗えばよい方という方もいるでしょう。
布地についた汗は酸化して独特な臭いを発生させます。
真夏の夕方、服が臭うという経験をした方も多いでしょう。
枕カバーに付いた臭いもそれと同じです。
しかも、時間がたつほど臭いは取れにくくなるでしょう。

2.消臭除菌スプレーでは限界がある?

今は、洗えない布地を洗濯する代わりに消臭除菌スプレーをかける、という人も多いと思います。
しかし、消臭除菌スプレーの力には限界があるのです。
それに、洗えない布地の代表格である布張りのソファーに毎日頭をつけて長時間寝る、という方はいないでしょう。
また、子どもや赤ちゃんは特に頭皮に汗をかきやすいです。
子どもは寝相が悪いですから、きっちり頭を枕に乗せて朝まで寝ているという人は少ないでしょう。
しかし、そのような枕もいつまでもきれいというわけではありません。
枕カバーは洗える素材でできていますから、こまめに洗いましょう。

3.臭いや汚れがついてしまった枕カバーの洗い方とは?

枕カバーは、基本的に洗濯機で丸洗いできます。
しかし、何ともいえない臭いやシミのような汚れがついてしまったものはどうやって洗濯すればよいのでしょうか?
この項ではその方法をご紹介します。

3-1.枕カバーについた汚れの正体とは?

前項で、枕に付いた臭いの正体をご紹介しました。
では、枕に付いた汚れの正体とはなんでしょうか?
それは皮脂やよだれなのです。
睡眠中のよだれというと、赤ちゃんや子どもが流すイメージですが、大人でも口があけばよだれが出ます。
また、枕カバーは頭を直接つけるものです。
いくら髪の毛があるからといっても、皮脂がつきやすいでしょう。
皮脂は、毛穴から出る油分です。
オイリーな肌の方は皮脂も多い傾向にあります。
また、皮脂は世代臭という年齢別に異なる悪臭の原因にもなるでしょう。

3-2.枕カバーに付いたしつこい汚れと臭いの落とし方とは?

枕カバーに付いた臭いも汚れも、すぐに洗濯をすれば落ちます。
しかし、時間がたってしまったものはなかなか落ちないでしょう。
そのような場合はつけおき洗いを行ってみてください。
つけおき洗いとは、洗剤を溶かしたお湯に、20分~30分ほど枕カバーをつけて、その後洗濯機で洗濯する方法です。
使う洗剤は「酵素を分解する」とうたわれているものがよいでしょう。
枕カバーの汚れや臭いの正体は、タンパク質や脂質です。
これらの元は酵素なので、それを分解する洗剤を使えば、より汚れは落ちやすくなるでしょう。
30分ほどつけたら、洗剤が溶けた液ごと洗濯機に入れて洗ってください。

3-3.それでも落ちない場合は、酵素系の漂白剤を使う

つけおき洗いでも落ちない汚れの場合は、酵素系の漂白剤を使いましょう。
洗剤売り場に売っているはずなので、見つけてみてください。
酵素系漂白剤は塩素系の漂白剤と違って色落ちなどの心配がないものが多いです。
ですから、つけおき洗いをした上で一緒に洗ってみましょう。
それでも落ちないようでしたら、枕カバーの寿命と考えてください。

3-4.洗いやすく乾きやすい枕カバーを使おう

枕カバーにはいろいろな素材があります。
木綿の布製のものが多いですが、中にはタオル地だったり帆布(はんぷ)のような固い布だったりする場合もあるでしょう。
くりかえし選択の効く素材であれば、どのような素材の枕カバーでもかまいません。
ただし、あまり色の濃すぎる枕カバーは、汚れが目立たないこともあります。
ですから、洗濯のし忘れを防止するためにも、できるだけ淡い色の枕カバーを選ぶとよいでしょう。
また、枕カバーは数枚予備を用意しておき、乾かなかったときに備えておくと洗濯もよりしやすくなります。

4.枕もお手入れをしよう

さて、枕カバーはそれほどぶ厚いものではありません。
長年洗濯をしていなかった場合は、枕にまで汚れが染みとおっていることもあるでしょう。
このような場合は、いくら洗濯をしても臭いが取れません。
特に、10代の皮脂の臭いは強烈です。
ですから、ときおり枕も洗濯しましょう。
ただし、枕には洗える素材と洗えない素材があります。
今自分が使っている枕がどちらになるかは、タグを見て確認しましょう。
もし、枕が洗えるならば洗濯ネットに入れて同じように洗濯をしてください。
汚れが激しかったり臭いが強い場合は、枕カバーと同じようにつけおき洗いをしたり、酵素系の漂白剤を使いましょう。
また、枕は厚みがあるので乾くまでに時間がかかります。
ですから、枕を洗う場合は早めに行ってください。
枕が洗えない素材の場合も。陰干しをするだけで違います。
そのときに、布用の除菌消臭スプレーを使えば効果的です。
洗えない素材の枕の代表格として、そばからや低反発のウレタン枕があります。
どちらもタグに「洗濯はしないでください」と書かれているでしょう。
ですから、枕カバーの汚れや臭いが強い方の場合は、このような素材の枕を使わない方が、清潔さをたもてます。
なお、髪を洗ってそのまま乾かさずに寝てしまうと、より臭いが強くなる傾向にあるのです。
注意しましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、枕カバーの正しい洗濯の方法についてご紹介しました。
寝具の洗濯というと、まず真っ先に思い出されるのがシーツでしょう。
しかし、それ以外はあまり洗濯をするというイメージがない方もいると思います。
前述したように、枕カバーは寝具の中でもシーツより汚れやすいものです。
さらに、冬は寒いですが布団は暖かいものを使うので、汗が出る量はそれほど変わりありません。
また、電気毛布やあんか、湯たんぽなどを使っている方は、夏よりも汗をかく可能性もあります。
ですから、冬だからといって洗濯を怠らないようにしてください。
頻繁に洗濯さえしていれば、枕カバーが臭うことも汚れることもありません。
毎日はちょっとという方でも週1回以上は洗濯をしましょう。
薄手の枕カバーならば、手洗いでも十分に汚れが落とせます。
洗濯は週に1~2度しかしないという場合は、手洗いしてみてください。


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